18:ようこそ地獄の3丁目(ツインレイ沼)

【サイレント期間とは結局、

何だったのか?

──我慢大会】

サイレント期間と聞くと、
どこか神聖で、
意味のある時間のように聞こえる。

でも、私にとっては違った。

サイレント期間とは、
ただの我慢大会だった。

連絡しない。
会いに行かない。
気持ちを確かめない。

その代わりに、
何も起きない毎日を、
ひたすら耐える。

この我慢は、愛のため。
そう言い聞かせて、
自我を押し込める。

我慢しているのは、
私だけじゃない。
すべては、宇宙の采配。

――きっと、
間違いなく、
成長しているはず。

そんな自己暗示。

でもこの大会には、
勝者はいない。

負けても、
誰も責任を取らない。

私は、
そんな大会に、
たった一人で参加していた。

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