16: 地獄の3丁目へようこそ(ツインレイ沼)

【サイレントとは結局、何だったのか。──タロット依存】

この、
「ツインレイプロセス」という名の修行。

占いジプシーを続けるうちに、
私は心身ともに、すっかり疲れ果てていた。

外側の誰かに、答えをもらおうとすること。
そして、欲しい答えをもらえないこと。

誰も、
私の欲しい答えはくれない。
そもそも、持っていない。

そんな、あまりにもシンプルな事実に、
ある日、ふと気がついた。

――この想いの答えは、
自分でしか出せない。

その頃から私は、
YouTubeでタロットリーディングを見るようになった。

大衆向けのリーディングを、
自分の状況に無理やり当てはめては、
一喜一憂する。

「そろそろ、サイレントが明けます」
「彼が迎えに来ます」
「彼は、あなたを愛しています」

歯の浮くような、甘い言葉。

それを見ては、
自分を慰めていた。

……もはや、マスターベーションだった。

あの頃の私の思考回路は、
すべてが、ツインレイに直結していた。

そして、ある日、
こんな発想に至る。

「そうだ。
自分でタロットリーディングができるようになれば、
彼と私の状況も、
すぐに把握できるようになるはず」

その勢いのまま、
タロットカードとガイドブックを購入。

翌日には、
玄関先に届いたタロットカードを、
さっそく引き始めていた。

こうして――
『タロットカードリーダー・リカコ』
が、爆誕した。

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