【サイレントとは結局、何だったのか。──タロット依存】
この、
「ツインレイプロセス」という名の修行。
占いジプシーを続けるうちに、
私は心身ともに、すっかり疲れ果てていた。
外側の誰かに、答えをもらおうとすること。
そして、欲しい答えをもらえないこと。
誰も、
私の欲しい答えはくれない。
そもそも、持っていない。
そんな、あまりにもシンプルな事実に、
ある日、ふと気がついた。
――この想いの答えは、
自分でしか出せない。
その頃から私は、
YouTubeでタロットリーディングを見るようになった。
大衆向けのリーディングを、
自分の状況に無理やり当てはめては、
一喜一憂する。
「そろそろ、サイレントが明けます」
「彼が迎えに来ます」
「彼は、あなたを愛しています」
歯の浮くような、甘い言葉。
それを見ては、
自分を慰めていた。
……もはや、マスターベーションだった。
あの頃の私の思考回路は、
すべてが、ツインレイに直結していた。
そして、ある日、
こんな発想に至る。
「そうだ。
自分でタロットリーディングができるようになれば、
彼と私の状況も、
すぐに把握できるようになるはず」
その勢いのまま、
タロットカードとガイドブックを購入。
翌日には、
玄関先に届いたタロットカードを、
さっそく引き始めていた。
こうして――
『タロットカードリーダー・リカコ』
が、爆誕した。
