13: 地獄の3丁目へようこそ(占いジプシー)

【ツインレイ鑑定師】

占い、霊視、タロット。
ありとあらゆる占いを渡り歩くうちに、
いつの間にか、聞き慣れないキーワードが登場するようになった。

――ツインレイ。

とある占いサイトで、テキスト鑑定を受けた鑑定師から、
私は初めてこの言葉を聞いた。

前世。
過去生。
そして、ツインレイ。

その鑑定師が、私と彼の関係に
「ツインレイ」というラベルを貼った瞬間の言葉は、こうだった。

霊視の波動より、あらためて感じ取られたのは、
リカコ様と彼との関係性が、
極めて深い魂の交わりにあるということです。

そして今、お二人が向き合っているこの静かな時間は、
「ツインレイ」の関係において、
典型的に訪れる「サイレント期間」にあたるように視えております。

この後、
ツインレイという概念についての概要説明が続いた。

この鑑定をきっかけに、
次から次へと、
まるで申し合わせたかのように、
すべての鑑定師が口を揃えて言うようになった。

「あなたと彼は、ツインレイです」

ペタペタと、
同じラベルが貼られていく。

調べれば調べるほど、疑問も湧いた。
胡散臭さも、正直あった。

それでも私は、こう思った。

――そうか。
私たちは、「ツインレイ」とやらなんだ。

意味のわからなかった彼への想いに、
ようやく名前がついた。

それだけで、
なぜだか、少しホッとしたのだ。

この先、
壮絶なツインレイ修行に足を踏み入れることになるとも知らずに。

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