25地獄の3丁目へようこそ(ツインレイ沼)

【なぜか苦しい】
臨床心理士の先生から
「頭がおかしくなったわけではない」
というお墨付きをもらい、
私はツインレイプロセスのルールを、
律儀に守る生活と治療を続けていた。
ガン治療の通院だけが、
ツインレイプロセス中の「目標」だった。
三週間に一度の抗がん剤投与も、
副作用も、苦にならなかった。
もはや、
先生に会えること自体が、
ひとつのイベントのようになっていた。
ツインレイルールに従い、
診察室に入る前には、深呼吸を三回。
心の中で、呪文のように唱える。
「患者として会う」
ツインレイ。
魂の片割れ。
運命の人。
だけど、思いを明かしてはならない。
執着していない。
何とも思っていないふりを、
徹底した。
和やかに笑顔を向けられれば、
「彼と繋がっている」
少しでも目を逸らされれば、
「私の波動が重いからだ」
すべての言動に、
後付けの理由を与えていた。
理由をつける癖は、
いつの間にか、
生活のすべてに影響を及ぼしていた。
その異常さに気づくまで、
私はそれを、
真剣に、正しさだと思っていた。

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