2025-12

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6: 地獄の3丁目へようこそ(混乱期)

【入院生活】全6クール予定の、初めての抗がん剤投与は、ひとまず順調だった。初回は、副作用の有無や薬剤調整のため、入院での投与となる。5日間に分けて、少しずつ体に入れていく。抗がん剤投与を始めた、その夜からだった。頭が割れるほど痛く、とにかく...
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5: 地獄の3丁目へようこそ(混乱期)

【抗がん剤開始 初日】朝から、抗がん剤開始の準備のために、看護師や薬剤師が入れ替わり立ち替わり、ベッド脇に来ては説明をしてくれる。人生で何度も経験したいものではないけれど、当然、初めてのことだ。この日は珍しく、少しだけ緊張していた。病棟の担...
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4: 地獄の3丁目へようこそ(混乱期)

【入院】診察を受けた、あの日。先生の目、眼差し、手の温度――。そんな、あり得ないはずの感覚が、なぜかはっきりと残っていた。それをきっかけに、まるでパチっとスイッチが入ったみたいに、「この人のこと、何か気になる」そう感じるようになっていた。腫...
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3: 地獄の3丁目へようこそ(混乱期)

【既視感】二回目の診察。この日は、今後の治療計画や入院についての説明だった。まだ会って二回目の先生なのに、不思議と緊張はなかった。病名の重みよりも先に、その人の存在そのものに、静かな安心感を覚えていた。フランクでおしゃべりなタイプの医師では...
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2:地獄の3丁目へようこそ(混乱期)

【病名告知】耳鼻科から血液内科にまわされた私は状況を飲み込めず、まるで他人事のようだった。それもそのはずだ。アレルギーだと思って行った耳鼻科からわずか3カ月で血液のがんと言われたのだから。自分の番号が呼ばれ診察室に入ると、穏やかで落ち着いた...
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1:運命、ここから狂う(序章)

長く暑い夏がおわりかけた 2024 年の秋頃。喉に違和感があり、たんが絡みつくようになった。毎年この季節は花粉症に悩まされていたから、「またアレルギーだろう」そんな軽い気持ちで、私は近所の耳鼻科へ向かった。医師は「では喉の奥を診てみましょう...
ツインレイ記録

はじめに

私は50代の女性です。2024年の秋、喉の違和感で近所の耳鼻科を受診したところ、大学病院への紹介となりました。そこで約3ヶ月におよぶ検査の末、確定診断は——「悪性リンパ腫」。ただ、この物語は“病気の記録”だけではありません。ガン治療が始まっ...